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ぶどう膜の腫瘍

”ぶどう膜”とは、「虹彩、毛様体、脈絡膜」 の総称です。
虹彩は、カメラでいえば「絞り」の役割、毛様体は「ピント」の役割を果たしています。脈絡膜は網膜の外側にある膜状の組織で、網膜に酸素と栄養補給を行っています。

虹彩、毛様体、脈絡膜はぶどう膜というひとつの組織でつながったものです。



ぶどう膜の腫瘍の症状とは?

ぶどう膜の腫瘍は目にもっともよくできる腫瘍です。ぶどう膜は色素に富んだ組織なので、この腫瘍の特徴は色素細胞に関連した腫瘍が多く、血管が多いことです。

また原発性が多い一方で、肺がんや乳がんから転移する場合もあります。

ぶどう膜の各部位によって、

 ・ 虹彩腫瘍
 ・ 毛様体腫瘍
 ・ 脈絡膜腫瘍


があります。



ぶどう膜の腫瘍の症状〜良性と悪性

この腫瘍には良性と悪性があり、良性のものは「ほくろ」と呼ばれ、虹彩、脈絡膜に発生することが多く、直径5ミリを超える場合もあります。

悪性の代表的なものは、悪性黒色腫(メラノーマ)で、脈絡膜にできることが多いようです。悪性のものは60歳以上の人に多く発生します。

症状としては、「飛蚊症」や「光視症」(目の中をフラッシユが走る)が現れます。脈絡膜にできたがんが網膜にまで増殖すると網膜剥離を起こし、視力低下やゆがみ、視界欠損を起こします。



ぶどう膜の腫瘍の治療方法

がんの種類と進行状況により放射線療法、レーザー光凝固法、部分切除法、内容除去法などの治療法を行います。悪性のものが進行している場合には眼球摘出手術が行われます。

しかし、いずれの場合も腫瘍体質が変わったわけではなく、免疫力を維持する努力は引き続き行わなくてはなりません。



子供にできる「網膜芽細胞腫」

主として3歳以下の子供に起きる悪性のがんです。ぶどう膜の内側の網膜の核層に発症します。

症状としては瞳が白く濁る「白色瞳孔」が起こり、また斜視や視力低下も併発します。このがんになると、かつては眼球摘出しか治療法がありませんでした。

しかし最近では放射線療法、化学療法、温熱療法などの治療法が発達し、眼球保存ができるようになりました。

ただしその場合でも、早期発見が条件です。



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