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耳鳴りを起こす主な病気とは?今までみてきたとおり、難聴と耳鳴りはセットで起こることが多いのですが、では耳鳴りが起きる原因とはどんなものでしょうか。以下、耳鳴りを引き起こす病気の種類を列挙してみます。
耳鳴りを起こす病気【老人性難聴】
蝸牛の中にあるラセ神経細胞や有毛細胞の機能が、加齢と共に低下して起こるといわれています。その際、まず比較的はっきりした耳鳴りを感じ、それから高い音から徐々に聴力が衰えてきます。 【メニエール病】 内耳のリンパ嚢にリンパ液がたまりすぎ、内耳のリンパ圧が上がってしまうことから発症します。周囲がぐるぐる回るような回転性のめまいと同時に、激しい耳鳴り、難聴を伴います。 【耳硬化症】 音の振動を伝える耳小骨が接着部で固定し、動かなくなってしまう病気です。難聴から始まり、しだいに耳鳴りが激しくなります。難聴は手術で改善する場合がありますが、耳鳴りの除去は難しいのが現状です。 【超神経腫瘍】 内耳と脳の間にできる腫瘍です。良性なので手術や放射線療法で除去すれば命に別状はありませんが、腫瘍ができたほうの耳に難聴や耳鳴り、ふらふらするようなめまいが起こります。 【突発性難聴】 蝸牛の神経細胞が何らかの形で障害を起こすことが原因といわれています。過度の騒音、血管障害、自己免疫障害、ウイルスなどにより引き起こされますが、難聴と同時に耳鳴りを伴う場合が少なくありません。 |
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