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難聴の原因は蝸牛(かぎゅう)の老化難聴はこうした音を感知するメカニズムに、なんらかの異常が起こることによって発生する障害です。
老人性難聴も、加齢によってこのメカニズムになんらかの異常が起こって引き起こされるものと考えられており、とくに蝸牛(かぎゅう)の変性が大きな役割を果たしていると言われています。 蝸牛がなぜ老化によって変性するかについての詳しいことはまだ分かっていませんが、蝸牛の中にある ・ラセン神経節細胞 ・血管条 と呼ばれる血管の固まりが縮んでしまったり、有毛細胞の毛が減少してしまったりして、難聴が起こるのではないかと考えられています。 また、耳鳴りの原因については、やはり蝸牛の老化によるものとの説が有力ですが、こちらも詳しいことは分かっていません。 ちなみに、老人性難聴は、慢性の中耳炎を患っていると、より進行しやすくなることが知られています。 老人性難聴の治療法老人性難聴の治療法ですが、その原因が老化ゆえに、進行を抑えることは難しくなっています。そのため、補聴器を用いて聴力を補うのがもっとも効果的な対処法です。
補聴器の選択にあたっては、聴力や生活環境に合った補聴器を選ぶのが大切ですが、耳の病気を持っていると、耳垂れなどで補聴器が使えない可能性があるため、先立って治療する必要があります。 老人性難聴以外の種類このように老化によるメカニズムの障害によって引き起こされる老人性難聴ですが、これ以外にもさまざまな種類があり、その定義としては、聴力が両耳で70デシベル以上、片耳で50デシベル以上(残る側が100デシベル以上)とされています。
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