|
音響外傷性難聴とは?音響外傷性難聴は、耳が大きな騒音にさらされることによって、聴力の低下をきたす障害です。
近年では、巨大音量にさらされるロックコンサートやクラブなどに行った後に、症状を訴える人が増加しています。 音響外傷性難聴の症状としては、大音量や衝撃音にさらされた直後に違和感を訴え、400ヘルツ付近の高音部を中心に聴力が低下します。 さらに耳が詰るような感じや軽い痛み、めまい、耳鳴りなどを覚えます。しかし、これらの症状は一過性のもので、ほとんどは時間の経過とともに元に戻ります。 音響外傷性難聴の原因音響外傷性難聴の原因ですが、衝撃音にさらされることによって、蝸牛の有毛細胞が傷つき、音の情報を聴神経に伝達することができなくなって起こります。
障害は一時的なものですが、放置しておくと、敏感な有毛細胞が死んでしまい、完治が困難になってしまいます。 音響外傷性難聴の治療法音響外傷性難聴の治療法は、まず耳鏡検査やX線検査などで、鼓膜や蝸牛などに障害が起きていないかを調べ、治療の指針とします。
治療の難しい騒音性に比べて一時的なものが多く、ほとんどのケースは、ステロイド剤、循環改善薬、ビタミン剤などの薬物療法によって回復することが可能です。 音響外傷性難聴の予防は、なるべくコンサートなどの大音響の音響に曝される場所を避け、ヘッドフォンなどで音楽などを聴く場合も、音量をあまり上げないようにしましょう。 |
|
![]() |